適応障害な夫のブログ

適応障害な夫と不登校の娘のブログです

僕が適応障害に至った経緯

どうも僕です。

今もなお療養中の僕ですがせっかくなので僕の半生でも振り返ろうと思います。

 

すみません長いです。

 

大学を卒業した23歳から30歳を終えようとしている今に至るまで無職期間というのは今年を除けば1カ月以下程度でした。

最初に入社した会社は人材サービスの会社でしたが大量採用の新卒の大半は今でいう正社員派遣のような仕事で大半が様々な工場に出向していました。面接時に伺った自社の広告や営業の仕事に就けるものはホンの一握り。在籍が長くなっても変わらず、若干騙された感はありましたね。

当時は「なんで工場で働いてるんだ・・・」という気持ちが強かったです。

自社内でのパワハラは強くその結果後輩たちとも関係はよくなかったです。

例えば休日に呼び出されて説教とかもありましたね。

 

ただ僕の性質として

・なんでもキチッとやりとげないと気が済まない

・先の事まで考えないと逆に不安なので結果として不測の事態を未然に防ぐ

・攻撃性が強い

・自分の役割を果たす

という傾向があり、また新社会人特有の「社会人としての立ち振る舞いが身についていない時期」は人との折り合いがうまくいってない部分もありましたが徐々に改善されて行って

自覚は全くなかったのですが派遣先企業からはどこにも高評価だったようです

 

結果引き抜きに近い感じで派遣先企業に転職しました。もともと人材サービスの会社自体がリーマンショックの影響で壊滅的な感じで給料も驚異的に下降しており、上層部の施策も意味不明で退職者が後を絶たない状況でしたので引き抜きは大歓迎でした。

 

転職先は規模の大きなトラック部品の物流梱包会社で、巨大な鋼材をクレーンで運搬し梱包等をしていました。

僕の性質を見込まれてか派遣されている時点からほぼリーダー業務を任されておりベテランのおじさんに指示を出す羽目になりましたが持ち前の攻撃性の高さが作用したのか

結構オラオラな感じでコントロール

・部署全体の残業時間5時間短縮

・100人近い人数のなかで唯一全部署の仕事が一通りできる

自画自賛してもいいやろというチートっぷり

で自部署の仕事を片したら遅れてる部署の手伝い、更に次の部署へという感じであらゆる場所に存在していました。

しかしこれが良くなかった

 

言ってしまえばそれだけ人材に枯渇した会社であり厄介毎は全部僕に飛んでくるようになりました。問題のある人材も全て僕が面倒をみる羽目になりミスの許されない仕事も大量に抱えていました。

どうやらこの会社は使える人を潰れるまで使い込む傾向があり

・元敏腕工場長

・元敏腕開発長

・元敏腕作業リーダー

これらの方が一様にメンタルを壊して一般作業員として転属しており、僕もキャパの限界を超えていました。残業になる前に片づけてましたがとにかく密度が濃すぎる。

なにより能力がなくて人格にも問題のある人材をあてがっても仕事は僕がどうにかしてしまうので対人関係の負担が凄まじかったですね。

 

この会社は結構いましたが工場移転の際に在籍中に正社員として転職

 

このままでは他の人と同様潰れると思いやめましたが焦りで変な会社へ入社。

ここはだいぶヤバくて

「すいません今の会社2週間で穏便にやめるのは難しいので入社は1カ月待ってもらえたりしますか?」

「はあ?こっちは忙しいので人採ってるんだからっさとバックレて来いよ!」

 

やっば

 

入社後もパワハラどころではなくコンプラという概念もなく

・「休憩してろ」→「何休憩してんだそんな暇あるなら仕事覚えろ」(意味不明)

人がいる方向に硫酸の霧が飛んでくる

 

こんな場所でも持ち前のハングリー精神で

「そのうちこいつら全員俺の下につけたらぁ!見とけよ~」

でやってましたが薬品の影響で両足が爛れてしまい洒落にならないので退社。労災やん。

ここはハロワから紹介されたのですが辞めた旨を伝えると

「あの会社みんなすぐ辞めるんだよね…」

そういうのは先に教えてクレメンス

 

しかし共働きといえど結婚して子供もいるのでさっさと仕事したく次はコーヒー製造工場に正社員として転職。単に家から近かったから。

 

ここでは責任塗れだった以前の轍を踏まぬようやりすぎないようにしつつもコツコツやってました。リーダーは疲れるので幅を利かせてるベテランと仲良くしながら下で色々学んでいました。

ただこの方、気に入らない人間には容赦がないというか虐めるので…

結果在籍5年ほどの中堅社員がいびりからやる気をなくして退職、責任者ポジまで去ったので、結果僕はまたしても在籍1年で突然責任者でした。

だから早いって…

 

正直な所、長期に渡って責任者できる人っていうのは「サイコパス」気味な人が多いというのが実感です。

驚いた例として

ベテラン責任者「この部署は最低でも5人は必要なんだ。俺がいる限りそれを割るような真似はさせないからね」

僕「流石っす」

ベテラン責任者「俺、違うところの責任者になったからここは頼んだよ。ところで人員だけど異動先に人増やしたいからここは今後2人でやってくれ。やり方は任せた

 

 

僕「……は?」

 

その人は異動後は基本居眠りしてました

まあしばらく経過したのちに、ベテラン責任者の部署は人数過多で暇してるのにこちらは人数少なすぎて鬼激務という事態に対して

鬼の如く怒り狂い

かろうじて午前中だけとはいえ人数を増やしてもらいました。なめんなよ。

奇しくも主人公と同様に当時の僕も職場でキレ散らかしており

毛狩りじゃー毛狩り隊じゃー!! - あいみくワーママエンジニアと適応障害な夫のブログ

 

 

でもこういう図太い人じゃないと責任者なんて続かないとも思います。

僕も仕事を部下に任せることも多々ありますが

「あいつなんもしないで下の人間にやらせてるだけじゃん。あほくせーから辞めるわ」

ってなっては元も子もないので基本は矢面に立ちつつ部下の育成や仕事の進捗具合の確認、日程の調整などリーダーとしての仕事に従事してました。

僕には下にしんどい思いをさせてダラダラできる能力がないのです

 

結果として部下は今では立派に僕のやっていた責任者業務をしっかり果たしてくれるようになり在籍も長くなりました。

部下のマネジメントという面では僕はうまくやれたかなと思います。

ただ会社全体として

・部下のマネジメントに興味がないベテラン数人

・そのベテランの下でやる気をなくして辞める新人

という流れを覆すことは出来ませんでした。

 

僕の部署では退職者はゼロでしたが他部署では出入りが多かったです。

となると中堅層になった僕にまたしても仕事の雨あられです。他の中堅層は全滅しました。

上層部もベテラン勢に関しては諦めている節があり僕に依存してきます。

これでは以前と同じではないか

 

俺しらね!と振舞ってもその結果トラブル

なんでこのミスが起きることを防げなかった!

そっちこそ防げなかった癖に自分を棚に上げて何を言うのか…

 

なんでも自分でやろうとしなくても結局火の粉が降りかかるのでもうどないせえっちゅうねんという感じでした。

 

これは中小企業における大きな問題点でして

人を育成する気がないので育たない

人材の空洞化

残った人間に仕事の負荷が集中する。潰れる。

 

というのがあると思います。

 

僕も死んで楽になりたい気持ちが結構ありました

責任者になって仕事の視野が広がると品質管理の杜撰さや設備管理の雑さ等も見えるようになりさながら地雷原をあるいてる気分。

いつ重大トラブルやクレームが起きてもおかしくない現状がそこにありました。

 

したがってこの時点で僕はもう限界に近かったのでしょうね。

同業に正社員転職することで活路を探しましたが残念ながら転職先は元々いた会社の悪い部分を更に濃縮した問題点が多数ありました

 

頭を抱えた僕は

眩暈、過呼吸、動悸を起こし転倒しました。

このとき初めてストレスから身体に異常をきたす

 

突然の事態に退職。その後無収入の焦りから面接時の印象はかなり悪かった金属加工の会社に正社員入社。

実のところコーヒー会社では遣り甲斐自体はあり部下や同僚には恵まれていたので

あそこを去ってまでやりたかったことがこの金属加工の会社なの?でももう俺40前だしもうここで頑張るしか…

と現実と理想の板挟みになりました。

しかも入社後に判明しましたが、この金属加工の会社は精神を病んで休職・退職する人が後を絶たない危険な会社でした。

そういう意味では面接時に感じた印象は正しかったのです

 

案の定壮絶なパワハラ無茶ぶり、そして理想と現実の圧力から再び体に異常を来たし

流石に妙だと思い人生初の精神科へ

ここで適応障害が発覚しました

 

そして現在無職になった僕ですがこうして振り返ると

オレ、リーダー向いてないよね

サブリーダーが向いてると思いますわ。

コーヒー会社の時にベテランリーダーの下で右腕のままいられたら多少は違ったのかなとも思いますが。

退職する際に部下には

僕「周りを当てにするだけ損だぞ」

と伝えましたが案の定

元部下「誰もなんもしないじゃないっすか!よくこんな状況で何年も責任者続けられましたね!僕はもう無理かもしんないっす」

 

と悲痛なlineが来ました。ごめんね。

 

今後どうなるか全く未定な僕です。

仕事できるのか?何やったらいいんだろうか?そもそも仕事しないといけないのかな(えっ)?

今はただ、文章に思いを綴るだけ…

いつかきえるその日まで

 

長々と読んで頂きありがとうございました。拙い文章ですが少しでも皆様の琴線に触れるようなことがあればうれしいです。

皆様の人生に幸あらんことを願って。